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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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『算法少女(1)』
  ・漫画:秋月めぐる 原作:遠藤寛子
  ・リイド社
  ・980円

江戸時代、日本独自に発達した数学『和算』を題材にした漫画です。算法の天才少女、千葉あきちゃんが、苦労しつつも才能を開花させていくストーリー。
1973年に出版された同名の小説を原作にしており、グイグイ引きこむ骨太なストーリーが大きな魅力。そしてもうひとつの大きな魅力が、主人公のあきちゃんのかわいさw

121029 算法少女2カット
(『算法少女(1)』 P93 より)

いわゆる『萌え』の主流とはちょっと異なる系統ではありますが、シンプルで落ち着いた絵柄をベースにしつつも表情豊かで、時折フワッと繊細な顔も見せ、細かい仕草もいちいちかわいく、個人的にすごく好きな系譜の『萌え』です( ・`ω・´)
世界名作劇場のヒロインが好きな方だったら、きっと気に入るのではないかと。

僕自身の絵柄もわりとシンプル系なので、表情を豊かにして仕草に気をつけることが、この系譜の絵でヒロインを魅力的に見せるコツなのではないかと、その面でも勉強になりました。


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コメント
この記事へのコメント
 「あ、牛帝さんすごい絵がうまくなってる!」て思ったら別人の絵でした……なんとなく似てる気がします。
 この問題ってガウスが小学一年のときに一瞬で答え出した問題で有名ですね、1から100まで足すの。
 最近は『天地明察』のヒットで和算が注目されてますけど、なんか私は微妙に思います。結局西洋数学に全部駆逐されたんじゃないか、と思うんですわ。和算そのものよりも、なぜ和算が和算という「ガラパゴス数学」で終わってしまったのか、そっちの方がちょっと興味ありますし、日本の特徴が見出せるようなきがします。
2012/10/29(月) 18:35 | URL | ハム太 #-[ 編集]
>ハム太さん

僕ではなく、算法少女作者の秋月先生の絵ですねw このくらいかわいい女の子を描いてみたいものです。でも絵柄の系譜的には似ていますね。

和算の終焉に関して、自分の知識で簡単に説明します(間違いもあるかも)。

幕末から明治に移り変わり、鎖国が終了しました。やっと日本が世界に目を向けてみると、西洋文明の圧倒的な先進度がヤバイことが分かりました。当時の世界で文明レベルが上ということは、つまりは国力の差に直結しており、戦争でも引き起こされたら植民地化されるかもしれない、直接的な脅威だったわけです。

切実な危機感もあって、日本人はありとあらゆる西洋の知識を必死に吸収し始めるわけですが、西洋の学問は、当然というか西洋数学で組まれています。そこだけ和算をベースにしようとしても、木に竹をついだようになるというか、ちょっと無理があるわけです。
それで紆余曲折の末、国レベルで「これからは和算ではなく洋算の時代にする」と決断し、和算の終焉が突如決まった形です。

ただ実は、和算がもっとも役に立ったのは、実は和算が終焉して洋算に移り変わる時だったという話があります。日本人はすでに、和算で高度な計算力を身につけていたため、微分積分などの洋算の難解な概念も、驚異的なまでの短時間で理解したとかなんとか。そのことが日本の国力のベースにもなったわけです。
2012/10/30(火) 10:32 | URL | 牛帝 #-[ 編集]
 ああ、なんとなく分かりました。ありがとうございます。
 江戸時代に明治以降の発展の基礎があったことは確かだし、それは評価されてもいいのですが、最近の江戸時代再評価みたいに「過去の美化」があったら嫌だなあ、と漠然と思っていたわけです。
 今の日本の製造業と同じで、「技術はすごいけど没落している」状態に近いものがあるのかなあ、と思ったり。
 なんか日本人は世界一のフォロワーになれても世界一の何かにはなれないんだなあ、と考えています。まあ、それゆえ時代が変わったら追いかけるものを変えて、しぶとく生き残っていきそうな気もするんですが。
2012/10/30(火) 19:50 | URL | ハム太 #-[ 編集]
>ハム太さん

江戸時代を評価する機運は最近高まってきてますが、たしかに美化している点はけっこうある気はしますね。それを含めても面白い時代だったとは思いますが。
日本人は、世界一を目指すというより、独自の世界をドンドン掘り下げていって、気がついたらいつの間にか、世界でも類を見ないことを成し遂げてて、欧米がビビる的なイメージがありますw
2012/11/01(木) 09:39 | URL | 牛帝 #-[ 編集]
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