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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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COMITIA101でGETした本はアタリ率がとても高く、まさに豊作という感じでした。中でも特に衝撃を受けた本を紹介してみます。



□ 『オダギリックス!』(オダギリックス / 小田桐圭介様)

120907 オダギリックス!

サークル『オダギリックス』の作品です。2006年12月の初イベント~2012年1月までの全同人誌を一冊にまとめた総集編で、特筆すべきはその異常な厚さ! A5版・全450ページと存在感抜群。

120907 オダギリックス!厚さ

ジャンプの単行本2冊とほぼ同じ厚さです。

最近はA5版で分厚い『総集編同人誌』が増えてきています。しかし総集編といっても120ページ前後がほとんどで、僕のように一冊250ページ級を出す人は他にいないだろうと思ってましたが、この本は僕のより200ページも厚い。あまりの思い切りの良さに一発で惚れて購入しましたw

小田桐先生は漫画力が非常に高く、作風の引き出しも多く、ほのぼのと心温まる作品から衝撃的なホラーまで、ハイクオリティでバリエーションに富んだ短篇集になっています。ヒロインがエキセントリックでかわいいのも個人的に好みw あとがきには各作品の解説がついており、当時の思いや悩みを知ることができます。

読み終わってまず感じたのは、これは『生きた証』だなぁ……と。最近特に感じるのですが、気を抜くと1年や2年あっという間にすぎてしまいます。過ぎた時間が存在していた証拠は、当時の写真くらいしか残っていません。

小田桐先生の5年間(実際はそれ以上)は、『オダギリックス!』という結晶になって残りました。執筆中は大変なことも多かったでしょうし、この本を印刷・頒布するのにもご苦労があったことでしょうが、この本を作られたことで、ただ通りすぎていく5年間に素敵な『クサビ』を打ち込まれたのだと思います。



□ 同人王単行本と『オダギリックス!』フォーマット

一読者としては上記のような感想なのですが、この本は、僕が出した同人王単行本とページ数が近いこともあって、どうしても同業者(?)の目でも見てしまいますw

『オダギリックス!』は全450ページでA5版・1冊。対して同人王単行本は全500ページ程度で文庫版・2冊。
一冊の分厚い本での出版は僕も考えたのですが、この厚さの同人誌を今まで見たことがなかったため、もしかするとまともに読めないのではないかと不安になり、上下巻に分割しました。
しかし『オダギリックス!』は全然問題なく読めましたし、たぶんこのページ数の印刷形態としては、僕のより『オダギリックス!』の方が様々な面で優れていると思います。

まず上下巻にすると、在庫管理がメチャクチャ面倒になります。また、読者さんも2冊分のお金を払わねばならない。1冊の方が在庫管理が簡単で、読者さんのお財布にもやさしい。おそらく作者の財布にもやさしいと思われます。本の重さと存在感も半端無いため、コレクターズアイテムとしての魅力も強力です。

他にも理由はいくつかありますが、これから500ページ程度の同人誌を出すならば、複数巻に分割せずに、A5版の一冊の本として出した方が良いのではないかと僕は思います。

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ちなみに、『オダギリックス!』の印刷所はポプルスさんです。『オダギリックス!』の他にも、総集編同人誌はポプルスさんが印刷していることが多い。
他の総集編と比較してみるとわかるのですが、『オダギリックス!』は、ポプルスのデフォ設定をそのまま使っているのではなく、おそらくかなりカスタマイズした注文で印刷しているはずです。オフセ同人誌を10冊以上出したベテランならではのノウハウを感じます。

自分は創作ジャンルではほぼコピー誌専門ですが、多少リスクを負ってでもオフセ本を頒布し、いろいろ試して印刷ノウハウを蓄積しておくことが、将来また『厚い本』を出す時に役立ってくるのではないかと感じました。
同人王単行本の時は、印刷ノウハウ皆無の状態で印刷に踏み切ったため、ジョギングすらしてないのに、いきなりフルマラソンを走らされたような感じでした…w



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