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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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■ プロとアマの境目にいる作家

作家は「プロ作家」と「アマチュア作家」におおよそ二分されます。しかし最近では、プロとアマの境界が曖昧になってきており、両者の境目の、プロともアマとも微妙にずれる作家が増えてきています。
商業活動はしているけど専業で食べているわけではないので、兼業作家に分類されるのですが、その中でも特に「よくわからない」存在です。



■ 例:ボカロの有名P

初音ミクなど、VOCALOID楽曲を作っている作家を例にあげます。
彼らの主な活動は、ニコニコ動画に自作曲を投稿することです。これはもちろんアマチュアとしての活動です。
ニコ動で人気が出てくると、CDを出したり、カラオケで自作曲が配信されたり、商業での活動もはじまってきます。
でも、商業活動がはじまっても、依然としてニコ動への(無償での)新作投稿は続きます。

彼らをどう分類すればよいのでしょう。「プロ」の定義とは少しズレる気がします。かといって「アマチュア」とも言いがたい。
こういった「よくわからない作家」が様々な分野で増えてきている印象です。



■ 商業の敷居は下がったが専業作家は難しい世界

漫画界隈に限っても、ネットの普及以降、商業活動へのルートは多様化しており、勉強方法(絵の上達法など)の情報も充実しています。結果、商業活動までの敷居は低くなりつつある印象です。

一方で、作画を中心として技術レベルが底上げされ、競争の水準があがり、厳しさが増している面もあります。
漫画業界全体の売上が低下してきているという指摘もあります。

そのため、商業活動までのハードルは下がったけど、専業作家として大ヒットを産み、漫画一本で一生食べていく生き方は難しくなりつつあるのではないかと考えています。



■ 「よくわからない作家」の時代

最近では、プロの過酷さが知れ渡っているので、才能のある若者がプロを目指そうとしないという話を目にします。
こういった若者たちが、どのポジションに行くのかというと、「よくわからない作家」の立ち位置です。

アマチュアでいるには力がありすぎる。かといってプロになる気はない。商業展開まではたどり着いてしまうけど、そこに主軸を置く気はないので、アマなのかプロなのかよくわからないポジションへと落ち着いていきます。

また、もともとプロ志望だったのが、紆余曲折の末「よくわからない作家」ポジションに吸収されていくパターンもあります。
いろんなタイプの実力者が、いろんなパターンで「よくわからない作家」のポジションへと吸収されていく。彼らは厚い層を作り、団子状態でしのぎを削っていく。そんな世界になりつつあるのではないでしょうか。
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