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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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「体系」

最近思うのは、漫画の「技術体系」を一通りマスターしないと、プロでは使い物にならないなと。ウェブマンガなら、得意技一本で人気作家になることも可能ですが、プロでやっていくとなると、基本的なことはフツーに全部できないとダメみたいです。絵が描けて、話も書けて、コンテが切れて、魅力的なキャラを作れて・・・

僕がはまった「戦争学」という本には、要するに「得意技を持て」と書いてあります。それはすごくその通りなのですが、でも、いくら得意技があっても、技術体系が穴だらけで、「水準」が低いと、得意技をかける前に力負けしてしまうわけです(というかよく考えたら、「戦争学」にはそれも記述されてました)。
さほど力負けしてない状態でバトルする場合、得意技を持ってることは大きなアドバンテージになりますが、まずは体系を一通りできるようにして、「それほど力負けしてない」状態にまで持っていくことが肝心。僕は得意技うんぬんのレベルではなく、まずはトータルで一通りできるようにしないと、プロとしては使い物になりません。

僕の場合、漫画において致命的に穴になっているのは、

・画力
・コンテ力
・生産力

の三つです。ただ、「コンテ力」はともかく、「画力」と「生産力」のふたつが、どうやっても根本的に伸びなそうなので、その辺で商業志向に限界を感じています。

~~~

「得意技」

穴だらけの現在では、まだ考える段階でないことも分かってますが、「得意技」に関しても考えてます。

僕の場合、端的に言うと、「テーマ」を重視していこうかと思ってます。・・・ということを先日友人に話したら、
「テーマとか、読者に説教する漫画はもうウケない」
「そのタイプの人気漫画が現存しない」
「深い人生経験が必要だし、技術的に高度すぎて、牛帝には無理」
というような反論があったので、それも踏まえつつ解説。

まず、「テーマ」といっても、一般的な方法論とは少し異なります。
普通テーマというと、たとえば「戦争は良くない」というようなもので、ともすると青臭い主張や、説教くさくなってしまいますが、僕の場合、そもそもイデオロギーがないので、そうなる可能性は比較的低いです。
では、僕の言う「テーマ」とは何かというと、端的に言えば「問題」です。同人王だと、「創作で食うことを目指したが、致命的に才能がない」がテーマ(問題)で、僕自身、骨身にしみていることでもあります。それは他の漫画描きさんも同じで、まさに同人王を読んでいただくことで、「共感」していただけたと思っています。
骨身にしみていることを読者さんに共感してもらえれば、稚拙な漫画でも、興味を持って読んでもらえるし、上手くすれば感動までしてもらえるのではないか・・・と。さらにそれを、バカバカしく、かつ漫画としては面白い方法で乗り越えられれば、読んでいてスカッとするのではないかと思っています。

「そのタイプの人気漫画が存在しない」というのはその通りで、この戦略が成功する確率はかなり低いです。ただ思うのは、だからといって、僕が色気を出して、仮にブリーチみたいな「売れ線の」漫画を描いても、絶対に人気は出ませんし、そもそも僕程度の才能でヒットを目指すこと自体に無理があるんじゃないかと。となると、自分に描ける最善の漫画、描きたい漫画を描くことが重要で、全力を出した結果が「死」なら、それは諦めるしかない気がします。

「深い人生経験が必要だし、技術的に高度すぎて、牛帝には無理」というのもその通りですが、無理でも同人王はそういう漫画なので、実現させなければなりません。

あと、これはどっちかというと、得意技というより、例えるなら、万里の長城のような壁があるとして、どこを厚くしてどこを薄くするかという問題に近く、一番厚くするのを「テーマ」近辺にしたいという話です。
ですので、テーマ抜きの、キャラの掛け合いだけでもそこそこ面白くしたいと思っています。技術的に少しむずかしすぎる面はありますが。

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「良質の作品ほど、集めたけど使わなかったという素材が多い」

立花隆さんの『「知」のソフトウェア』を読んでます。中にこんな記述が。

P22
「インプット量とアウトプット量の比は、物質的生産であれば小さければ小さいほどよい。 (略) しかし、知的生産においては、この比は大きければ大きいほどよい。この比が小さいということは、ひどい場合には剽窃、よくてもノリとハサミでデッチ上げた作品ということになる。逆にこの比が大きいということは、作品に詰め込まれた情報のペースが大きいということを示すのである」

P185
「良質の作品ほど、集めたけど使わなかったという素材が多いものである」

これは、漫画でもいえる気がします。新都社作品だと、「戦歌の楽隊」なんかが、ものすごく勉強した上で、上澄みだけを使って、ほとんどの知識をあえて捨てている印象があります。実際、この漫画は非常に面白いです。

僕もそうですが、アマチュアのダメな読みきりの何がダメかって言うと、ひとつは、少なすぎる素材から無理やり作っちゃったために、ものすごく薄っぺらな作品になってしまっているんじゃないかと。

だからといって、材料が豊富にあれば名作ができるかというと、いくら素材がよくても、根本的に技術が高い水準になければダメなわけでして、これも漫画の「体系」の一要素に過ぎないのですが、でも、一つの重要な原則とはいえる気がします。

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「場所と会話」

あと、友人と話していて思ったのですが、どうもその友人と話すときは、

・僕の家:話が盛り上がらない
・公園:ダウナー系の話になる
・ハンバーガー屋:話がループする
・喫茶店:話が盛り上がる

という傾向があるっぽいと判明。
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