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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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「MAG・ネットの東方特集見た」

「MAG・ネット」の東方特集を見ました。個人的に、ZUN氏の制作ポリシーが印象に残りました。

以下の文は、東方シリーズをまともにプレイしたことのない非東方住人が書いてますので、東方ファンの方は生暖かく見守ってください><

また、元映像はこちらで見られます






■ 高いコストパフォーマンス意識

東方の作曲は、一曲3~4時間くらいで終わらせるそうです。それ以上かかりそうなら諦めてるとのこと。

「作曲を短い時間で終わらせられれば、その分他のクオリティを上げられる。もっと時間をかければよくなるだろうが、ゲームとしてみると必要性を感じない」



絵に関しても近いスタンスで、下描きなしに鉛筆でスラスラ描くところをバックに、以下のようなコメントが。

「大事なのは短時間で描けること。それがゲーム作りの命。多少絵のクオリティが落ちても、最低限見た感じ『これが必要だ』くらいの絵が描けてれば、ユーザーは遊べる。“クオリティ”と“作業時間”のバランスが一番いいところを探す。それがたぶんゲームにとって一番いい」



ZUN氏はあまりに独自の作品を作っているので、てっきり芸術家肌の人かと思ってたのですが、実際はコスト意識が非常に高く、割り切るところはすっぱり割り切るタイプの人でした。だからこそ、あれだけ安定して生産できるのでしょう。




■ でも、根本的なところでは芸術家肌

「コスト意識」を突き詰めていくと、
「この作品を作ることで、自分にどんな得があるのか?」
というところに行き着きます。
しかしZUN氏は、「得だからつくる」のではなく、「自分の芸術のために作る」タイプに見えます。

そういう「芸術家タイプ」は、コストを無視した完璧主義的な方向に行きがちなのですが、ZUN氏はそうでもない。割り切るところは割り切りすぎなくらい割り切ってる。
その辺のバランス感覚がちょっと不思議ですし、そこがかなり強みになっているような気が僕はします。




■ アマチュアイズム

ZUN氏は、絵も音楽もプログラムも、本人いわく“真面目に勉強したことがなく”、独学だそうです。

「素人っぽくなるとは思うけど、独学の方が愛されるんじゃないですかね。プロっぽい人はいっぱいいるから、(結果的に)個性が薄くなってしまってる」



この辺に、アマチュアイズムの真骨頂があると思います。

芸術教育を受けないからカッチリしない。
割り切るところは割り切っているから、明らかなほどの上達もない(失礼)。
しかしそれが、誰にも似ていない「個性」と、「味」と、「安定生産」に繋がっている。

「技術的にしっかりしたものを作る、上達する」
という、商業的な方向で見た場合、ZUN氏の向かう方向は、あまり目指すべき道とはいえないですが、
「独自の芸術を表現し続ける」
という、芸術家的な方向で見た場合、非常に理にかなったことをやっている、

また、そういう「社会的成功と無縁の芸術家ベクトル」に突っ走って、逆に商業作家以上に大成功してしまったのがZUN氏ともいえそうです。
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コメント
この記事へのコメント
芸術家というより同人的な部分もあると思いますよ。初期には、ドラえもんやクレしんのパロディやToHeartのマルチも出てますし。
実際に爆発的な人気が出たのは紅魔境からだと思うので、おっ東方また来たなっと思わせる要因がこの頃に出来上がったのではないでしょうか。
2010/05/08(土) 23:41 | URL | 名無しさん #-[ 編集]
割り切りってやっぱ重要なんですね…
悩んでばっかいても結局は大してかわらなかったりとなかなか難しいです。
生産性上げたいなあ
2010/05/09(日) 01:55 | URL | 鉱油 #XcwjeAq2[ 編集]
アマチュアという点では
割り切りというか悩みが悪
ここは同意
他はZUNしかできないよw
個性は既製の上にのっかった後
どう離れるかであって
既製を消費せず作るじゃあないね
2010/05/09(日) 10:21 | URL | nameless #cRy4jAvc[ 編集]
名無しさん

>芸術家というより同人的な部分もあると思いますよ。初期には、ドラえもんやクレしんのパロディやToHeartのマルチも出てますし。

竹本キャラも出てますしねw
同人でもモチベーションは極端に言うと二つあって、成功を目指すタイプと、自分の描きたいものを描ければ満足なタイプがいて、後者を芸術家タイプと表現しました。

>実際に爆発的な人気が出たのは紅魔境からだと思うので、おっ東方また来たなっと思わせる要因がこの頃に出来上がったのではないでしょうか。

僕は東方は全然やってないんですが、どうですかねー このころハードやツールの性能が上がってきたはずなので、その辺で一定のクオリティに到達したとかですかね。


鉱油先生

>割り切りってやっぱ重要なんですね…

難しいところですねー 鉱油先生の作品は、手を抜きなしのハイクオリティが大きな魅力になってると思いますし。
単純にどっちのタイプがいいとか悪いではなく、ZUNさん的に言えば、
「。“クオリティ”と“作業時間”のバランスが一番いいところを探す」
ってことなんですかねー…


namelessさん

>個性は既製の上にのっかった後
 どう離れるかであって
 既製を消費せず作るじゃあないね

僕に分かる範疇で言えば、ZUNさんの絵のベースは僕と同じで竹本泉ですし、音楽もなんかタイトーの音楽家さんがベースになってるみたいですし、その辺はZUNさんもかわらないんじゃないですか?
2010/05/10(月) 20:20 | URL | 牛帝 #-[ 編集]
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