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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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『算法少女(1)』
  ・漫画:秋月めぐる 原作:遠藤寛子
  ・リイド社
  ・980円

江戸時代、日本独自に発達した数学『和算』を題材にした漫画です。算法の天才少女、千葉あきちゃんが、苦労しつつも才能を開花させていくストーリー。
1973年に出版された同名の小説を原作にしており、グイグイ引きこむ骨太なストーリーが大きな魅力。そしてもうひとつの大きな魅力が、主人公のあきちゃんのかわいさw

121029 算法少女2カット
(『算法少女(1)』 P93 より)

いわゆる『萌え』の主流とはちょっと異なる系統ではありますが、シンプルで落ち着いた絵柄をベースにしつつも表情豊かで、時折フワッと繊細な顔も見せ、細かい仕草もいちいちかわいく、個人的にすごく好きな系譜の『萌え』です( ・`ω・´)
世界名作劇場のヒロインが好きな方だったら、きっと気に入るのではないかと。

僕自身の絵柄もわりとシンプル系なので、表情を豊かにして仕草に気をつけることが、この系譜の絵でヒロインを魅力的に見せるコツなのではないかと、その面でも勉強になりました。


新作のプロット作業を進めているのですが、〆切予定日よりも大幅に遅れています。原因ははっきりしていて、〆切日の少し前、最高に集中力が高まっていた日に一気にカタをつけるつもりだったのですが、突然とてつもなく下らない用事が入って半日潰されてしまい、ほとんど作業できず、集中力が完全に散ってしまったためです。

自分は、夏休みの宿題を全部最終日にやるタイプだったので、当然というべきか、〆切間際になるほどやる気と集中力が高まるタイプなのですが、〆切間際に追い込みをかけるのは、アマチュア作家には不可能だと痛感しました。

やる気と集中力を一気に高めて自分を追い込む「決戦日」は、少なくとも今の自分の環境では絶望的に無理があって、「決戦」しようとしても、毎回ものすごく下らない雑用に足を引っ張られ、そのせいで完全に調子が崩れてしまう。そして、ムリしないで適当に進めていた時よりも、結局は大幅に遅れてしまう。
一時期マーフィーの法則というのが流行りましたが、なぜか〆切間際に限って下らない用事が際限なく入ってきます。それをシャットアウトできるのは、漫画が高収入になる立場の人だけです。

自分の環境は、創作活動に対する理解は全くなく、自分を追い込むのが許される状況ではない。だから、決戦できそうなチャンスがあっても、絶対に決戦しないこと。今の環境で決戦するのはリスクしかなく、勝ち目はない。

一日の作業時間を3~4時間と決めたら、がんばってその時間までは作業するが、それ以上の時間は絶対に作業しないこと。徹頭徹尾ガードを固めて、マイペースすぎるほどマイペースに進め、可能な限り崩さないこと。それだけが生命線である。そのことを二度と忘れるな。そう痛感しました。
同人王完結から昨日で2周年です。
過去の記録を読み返して、そこから現在の立ち位置を考えてみたいと思います。



2010年10月26日(完結直後)

完結前から単行本を出す予定があったのですが、考えた結果、無理だと結論づけています。結局は紆余曲折あって出版に踏み切るのですがw

この時の予想と、その後の現実を比較してみると、実際の結果より少しネガティブに予想してはいますが、おおむね正しかったと言えそうです。ただ、知識不足から『詰み』だと考えていたところが、実際に掘り下げてみたら意外となんとかなったりもしました。予想と実際の結果を比較すると、考え方の癖が見えてくる気がします。

WEB漫画の新連載をワクワクしながら考えていたころでもあります。



2011年10月20日(1年後)

完結から半年以上たった同年8月に同人王の上巻を発行し、10月は下巻の単行本作業を必死に進めていました。

同年1月に、WEB漫画『ナユタさん』を連載開始しますが、これは最初から短期連載の予定で、予定通り6月で終了。他にも同人誌を描いたり、散発的に色々やっていました。
大きなプロジェクトは同人王単行本だけだったため、気楽でしたが、一方でこれといった作品が何もできなかったことも感じており、長編ストーリーを描くべきだと結論づけています。しかし実際は1年たっても長編ははじまっていません。

4月からパソコン誌の連載もはじまり、月の1/4~1/3くらいはこれの作業をしていました。



2012年10月21日(2年後・現在)

夏ごろに『電脳マヴォ』で同人王の再連載がはじまることになり、そのための再仕上げ作業などに追われていました。そんなこんなで気がついたら10月になっていた感じです。まさか完結から一年半以上もたってこんな展開になるとは夢にも思ってませんでした。メチャ残ると思われていた同人王単行本も、マヴォ効果で売り切れる可能性が出てきました。

『ナユタさん』以降、WEB漫画の新作はありません。同人王単行本を大量に印刷してしまった以上、売るために同人イベントに出なければならず、そのためにコピー誌を描かなければならず、結局それが本業になってしまった感じです。仕方ない面もありますが、去年の教訓を生かせていません。
ただ、ひそかに新作のプロットを進めていまして、正式採用になるかは分かりませんが、けっこう形になってきています。来年ぐらいにお見せできるといいのですが…



自分はやっぱり、(創作ジャンルで)ストーリーを描いてナンボなところがあると思うので、余計なことをしないのが重要になってくるのかもしれません。いろいろ目の周りにちらついても、誘惑に負けないこと。

あとは、ゴタゴタしているうちに1年や2年あっという間に過ぎてしまうので、毎年10月20日にこれまでを振り返ってみるのは、悪くないと思いました。
ケセルマイケル画面

ケセルマイケル(公式サイト)


『ケセルマイケル』という漫画制作補助ソフトが少し前に話題になりました。なんでもスキャン原稿の小さなゴミを一気に消せるとか…

サイトを見たら、ペン入れ原稿から下描きの線だけ消すことも可能とのことで、実際にダウンロード購入し(3,465円)、やってみました。



□ ペン入れ済み・下描き残し原稿への使用

アマチュア君スキャン

              

アマチュア君完成



んほおおおおおお!! 本当に一瞬で消せた!!
(テキストの清書は別ソフトで行なっています)

これまで、アナログ原稿は苦労して消しゴムをかけたり、それが嫌でトレス台を使ってりしていましたが、このソフトを使えばスピードアップできるかも…?

仕上がりもすでにほぼ問題ないレベルですし、使い慣れてくればさらに自然な処理ができるでしょう。



□ 下描き原稿への使用

下描き(というかネーム)原稿にも使ってみました。

アザラシ スキャン

                     

アザラシ ケセルマイケル

WEB漫画ならこれで十分かも…?



このサイズだとわからないかもですが、両原稿とも小さなゴミはピシっと消されていて、ゴミ取り機能も強力なものがありました。

無料体験版もありますので、気になった方はぜひ試してみて下さい。
同人王単行本(同人誌)がAmazonで買えるようになりました!



※本日在庫を送ったばかりですので、お手元に届くまでもう少しだけかかると思います(注文は可能)。

掛け率などの関係で、同人ショップ頒布時より少しだけ値上がりしてますが、今回はAmazonでの販売ですので、送料は基本的にかからないはず。そのため合計金額は数百円安くなると思います。損益分岐点超ギリギリ価格でございます(震え声)。

あれほど山のようにあった在庫ですが、このAmazon分と、次のコミティア分でかなりなくなりそうな感じです(正確に書くと、上巻の方が刷数がだいぶ多いため余ります)。あえて増刷はせず、売りつくしで販売終了にしたいと思います。

ただ、売りつくしたあとも別バージョンが出そうな気配ですので、単行本が二度と入手できないというわけではないと思います。



□ 補足

販売代行業者の密林社様(後述)によりますと、

注文数に基づきAmazonからこまごまと発注が出されるので、それに応じて弊社がAmazonに在庫を補充しております。
そのため、Amazon上では在庫切れを起こしやすくなっておりますが、
「一時的に在庫切れ」もしくは「○週間以内に発送」表記でも、予約注文ができます。


とのことです。どうかよろしくお願いいたします。



□ 販売代行業者

密林社

Amazonで同人誌を売るのはかなりハードルが高いと聞いていたので、選択肢に入れてませんでしたが、先日、竹熊先生にAmazon出品の代行業者『密林社』様を教えていただき、お世話になることにしました。
以下公式サイトより。

オリジナル作品、自主制作作品、同人作品等をAmazon.co.jpに出品する手続きの代行サービスです。 同人委託通販と同様もしくはそれ以上に気軽にAmazonに出品していただけるサービスを目指しています。
密林社から出品することで、個人でAmazonに出品する際の経費や手間を抑えることができます。


密林社様を通すことで、同人ショップに卸すのに近いくらいの労力でAmazon販売ができるようになり、時代の流れを感じました。紹介して下さった竹熊先生ご自身も、密林社様を通して『コミックマヴォ』などを販売されています。




このブログの内容は漫画論に偏ってますが、これからは少し路線変更して、

「ネット外のちょい面白ネタを、ネットにリツィートする」

的な感じでやっていきたい気分になっています。
(リツィート:Twitter用語)

というのは、先日秋葉原に行って、面白い同人誌を見つけたからです。後日紹介させていただく予定。

学生時代は、休みになるたびに秋葉原や御茶ノ水に繰り出して、レアなゲームを買ったり、マニアックな漫画を買ったりしていました。

今ではAmazonを使うことが多いですが、せっかく埼玉県民なのだから、出れるなら東京に出た方が、面白いモノが見つかるのかもしれません。
ネットもいいけど足も使おう的なw

あと試験的に、iPhoneからブログを更新しています。うまく行くかな?
音楽を買うのはもっぱらiTunesからという近況ですが、久々にTSUTAYAのレンタルCDコーナーに行ってみました。
行ってみて驚いたのは、棚の一つがニコニコ仕様になっていたこと。ボカロCDや、歌ってみたCDなどがぎっしりと詰まっており、しかもかなりの枚数が貸出中。時代の流れを感じました。

ボカロの有名曲が商業CDになっているのは知ってましたが、まさかここまで人気とは。10代・20代の大半がニコ動ユーザーというのもうなづける浸透ぶりです。
この前行った同人ショップ『とらのあな』も、完全にニコ動ユーザー向けの店舗構成になっていました。ニコ動への半端ない風の吹きっぷりに愕然としました。

面白そうなので、有名Pっぽい方のCDを一枚借りて帰りました。



おそらく、

(A)ボカロを聞いてる層 → 何十万、何百万
(B)その中の10%強くらい? → ボカロ曲を作る
(C)その中の1~2%くらい? → 商業CDまでたどり着く(頂点層)


という人口分布になっており、A・B層がC層のCDを買ってくれることで、商業ボカロが成り立っているのではないか。また、C層が檜舞台で輝くことで、A・B層も憧れを持って精力的に活動できるのではないか。
競技人口がものすごく多い世界の典型的な構図で、そのクラスタだけで相互に支えあい、生態系が成り立っている状況なのではないかと感じました。



そして、創作の世界は、今後どこもこんな状況になっていくのではないかという気もしています。
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