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その辺の漫画描き「牛帝」のポータル的ブログでした(引越しました)
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相撲が好きでよく見ます。
お相撲さんには、把瑠都のような大型力士もいれば、隆の山のような小兵力士もいます。相撲における体格差は、漫画における絵の上手い下手の差に似ていると感じました。

絵の上手い作家は大型力士に似ています。体格に恵まれているので基本的に有利。まっすぐ突っ込んでいけばそこそこ勝てるタイプです。
絵が下手な作家は小兵力士に似ています。体が小さいので、まともにぶつかったら大きな人には勝てません。

小兵力士でイメージしやすいのが舞の海さん。「何をしてくるか全く分からず、すばしっこい」ことを武器にしていました。

絵が下手な作家が目指すべき方向も似ていると感じます。「何をしてくるか分からず、フットワークが早い」ことが武器になるでしょう。
まず、まともにぶつかったら上手い人に勝てないから、(読者から見て)何をしてくるか読めないことが重要。それでいてフットワークが早ければ、強力な武器になると信じています。
少し前から、自分と全く接点のないジャンルのブログを読む実験をしています。ひたすら競馬のデータを羅列する人、健康のためなら何万でもつぎ込む人など、自分と全く違う世界観・ライフスタイルが垣間見えて面白い。

Googleリーダーに数十件ブログをぶっこんで適当にチェックしています。でも、基本的に興味も接点もないので、まず5行以上の文章を読むのがかったるい。見るのはほぼ写真だけ。それも流し見。

「気に入ったブログ = きれい・面白い写真がたくさん載ってるブログ」

という、頭の悪い図式になってます。



しかし、一般的な社会人がブログを読む時って、実はこんな感じのような気がしました。
長文を読む時間も根性もないので、長文系ブログはまっ先に切る。
「きれい・面白い写真がたくさん載っていて、文字が少ないブログ」 が見やすくて疲れないので好き。
完璧に暇つぶしなので、別に面白くなくてもいい。



個人的に4コマブログの読者層がイマイチ謎でしたが、このあたりの方々のような気がしました。
「文字が少なくて、面白い絵がたくさん載っている」
から読んでいる。ぶっちゃけ漫画じゃなくてもいい。そもそも漫画にまったく興味がない。読む習慣もない。

オタク界隈にいると忘れがちですが、実は数的にはそういった方々のほうが圧倒的多数派で、その層に支持されているのではないか。また、描き手もその層なのではないか。そんなことを漠然と思いました。

(バックギャモンで)上手な人と対戦すると、なぜかいつも大切な場面でとても良い目が出るような気がする。
むろんサイコロに細工がしてあるわけではなく、同じようにやっているのに、プレイする人によって、なぜか大きく結果が異なるのだ。
そんな疑問をある人に話したら、「それは良い目をたくさん作ってあるからじゃないですか」と言われ、納得したことがあった。
バックギャモンではサイコロを二つ使うので六×六の三十六通りの可能性がある。どの目が出ても大丈夫という選択肢はないが、二十通りは良い目、十通りは普通、六通りは悪い目などの選択肢はできる。そして、最悪の目が出た時でも、決定的な場面にならないように上級者は備えている。当然ながら、良い目、悪い目、普通の目は出るが、悪い目が出ても決定打にはならず、最終的には良い目が出て局面が好転してゆく。

羽生善治 「大局観」 P157より


自分の場合、いつもギリギリでやっていて、悪い目が出たら即オワリの自転車操業なのが真の問題。たとえ底辺でも、少し余裕を持った安定運営ができていれば、多少は違うのでは。
ナユタさんのキャラがマンガチックなのに対し、同人王のキャラがどことなくナマなのは、「モデルの有無」が原因ではないかと。ナユタさんキャラには特定のモデルはいませんが、同人王キャラはほぼ全員モデルがいるので、多少リアルな形になるというか。
同人王は、同人誌用の原稿用紙サイズ(A4紙・B5原寸)で制作しました。しかし最近、もっと小さなサイズで描けばよかったと思っています。大きい原稿だと迫力が出ますが、量描いてナンボのWEB漫画では小さい方がベター



■ 版型参考

・B4版:商業誌用原稿用紙サイズ
・A4版:同人誌用原稿用紙サイズ
・B5版:通常の同人誌サイズ
・A5版:4コマの単行本サイズ(「けいおん!」等)
・B6版:青年誌の単行本サイズ(「カイジ」等)
・A6版:文庫本サイズ




■ 小さい原稿のメリット

(1)描く面積が減る → 生産スピードが上がる

商業誌原稿サイズ(本文A4)から文庫版(本文A6)にした場合、描く面積が1/4にまで減ります。スピードアップにつながるでしょう。

(2)要求スペックが下がる

同人誌サイズ → 文庫サイズで、裁ち落としまでのデータ量(ドット数)はおよそ1/3。要求されるマシンパワーは大幅に下がり、非力なパソコンでも作業しやすくなります。

(3)ファイルサイズが小さい

1枚では大した容量でなくても、原稿が200枚、300枚とたまるにつれて膨大な容量になっていきます。小さい原稿ならHDDを圧迫しにくく、オンラインストレージなどでもバックアップしやすいでしょう。

(4)小さなモニタでも作業しやすい

高解像度だとかなり拡大しないと精密に描けません。拡大すれば全体を見にくくなります。原稿がサイズ小さければ拡大していても全体を見やすいです。小さいペンタブでも作業しやすいかもしれません



■ 同人誌化する際のメリット

同人誌化する場合にもメリットがあります。

(5)印刷費を抑えられる

創作ジャンルは価格帯が安く、印刷費の節約からやや小さなA5版の同人誌をよく見ます。WEB漫画はページ数が非常に多くなるため、A5版でも厳しい。同人王単行本ではA5版でもムリで、A6版(文庫サイズ)でやっとなんとかという感じでした。
個人的には、総ページ数が150を越えそうなら、最初からA6版原寸で作っちゃってよい気がします。

(6)軽くて読みやすい

200ページ越えで、通常の同人誌サイズだと物理的に重くなります。版型を小さくすることで軽くて読みやすい本にできます。

(7)在庫がかさばりにくい

創作ジャンルは完売まで長期戦になるのがデフォです。在庫を保管する際に、本が小さいほうがスペースをとらずにすみます。



■ デジタルなら余白は不要?

アナログの漫画原稿用紙には、絵を描くスペース(印刷されるスペース)の周りに余白部分があります。しかし、デジタル原稿では不要かもしれません。WEB漫画では当然使いませんし、同人誌でも印刷所にもよってはなくても大丈夫なようです。

自分は、A6版原稿でこんな設定にしてみました(ComicStudio)。

110824 A6原稿設定2

基本(A6版):148mmx105mm
本文サイズ:154mmx111mm ※タチキリ3mm
用紙サイズ:158mm*115mm ※余白2mm

(2011.10.10 追記)
入稿時に印刷所から、「ノドをもう2~3ミリ開けたほうが見やすい」と言われました。基本枠はもう少し小さくしたほうがベターのようです。

一般的に、線が多いと画面が綺麗になりますが、作画に時間がかかるようになります。作画に時間がかかると、スケジュールを圧迫し、現場が修羅場化します。
アニメで、一話あたりの動画枚数が3500枚なら、主人公の線が一本増えるだけでトータルでは何千本も余分に線を書かないといけません。

見る側からすれば好みはあるでしょうが、作る側からすると、「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」のように少ない線数で人気が取れればベストでしょう。
作画コストの低下でスケジュールが安定するなら、その分、作話など他パートのクオリティをあげることもできます。

放課後のプレアデス(公式サイト)

「放課後のプレアデス」のキャラデザは、線のメリハリのつけ方が非常にうまいと感じます。みんな注目する頭部にはたくさん線が入っていて、胴体部はほとんどシルエットのみ。合理的に線数を節約し、そこそこレベルの線数ですごく魅力的な絵にしています。教科書のようなキャラデザだと思います。
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